2011/04/01

日本とシンガポール

日本もシンガポールもアジアの中でよほど技術が発達した国だと認められています。それでも、文化的にはある程度の距離がまだ残っているような気がする、と考えているシンガポール人もいるでしょう。昔多くの東洋人は英米のほうがうらやましく思って、そこへの憧れを抱いていたようで、今英米にも注目されているくらいソフトパワーが激増しているのはアジアの日本なんて、特に面白い逆転だと思っています。

例えば、英米のアニメーションを替えた日本のアニメはシンガポールで広く流されるようになって、特に若者の中でずいぶん話題になってきました。また、シンガポールでは日本と同様に、アニメ大会やアニソングコンサートを開催したり、アニメ製品を売っている店がどんどんできたりしました。そういう影響により、シンガポールは日本と比べれば、文化的にはなんだか遜色があるらしいと感じられているのだろうと思います。

どんなに追いかけても縮められない距離があるからこそどうしてもシンガポールは日本になりません。あらゆる文化の中で違いがなくなったとしたらつまらない世界になってしまうので、日本もシンガポールも自分の特徴や魅力を大事にできたほうがいいのではないでしょうか。

1 comment:

  1. 日本もシンガポールも自分の特徴や魅力を大事にしたほうがいいという意見、私も大賛成です。おたがいを理解しながら、多様性を大切にしていきたいですね。

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