2011/04/02

日本とシンガポール [政治問題]











同じアジアの国と言っても、日本とシンガポールの社会は違いがたくさんあって、簡単に比べるものではない。政治に関しても価値観や視点も大分違って、唯一同じなのは日本とシンガポールその一党優位政党制(いっとうゆういせいとうせい-one party system)ということである。しかし、2009年の総選挙(elections)で民主党(Democratic Party of Japan)が勝ったあと、日本の政治政策も少しづつ変わってきただろう。そうかと言って、その過去54年の自民党(Liberal Democratic Party)の影響力はまだ残っていて、民主党もその制約に縛れているそうだ。沖縄問題についてもそういう影響が現れているだろう。

日本と同様、シンガポールもその一党優位政党制という主意が強い。今まで、その「PAP」の46年間のルールを考えていると、ずいぶん日本の自民党と同だじと思わないか。確かに、その一党優位政党制で日本とシンガポールの経済などに大きな進歩を遂げていたが、よくない面もあると思う。そのシステムで生まれ若い者は政治や社会問題に無関心そうだ。この消費社会の若い者は自分の意見も言わないし、社会運動にも興味がないので、問題になってきた。解決方法は何か私自身も分からないが、これから、シンガポールと日本はもっと積極的な市民社会(civil society)を構築するべきだと思う。

さらに、政治家と官僚(bureaucrats)たちの癒着関係も変わる必要があると思う。日本では天下り(amakudari- descent from heaven)という存在も問題になってきた。その天下りっていうのは退職した高級官僚などが外郭団体(affiliated organizations)や関連の深い民間企業(private sector)の相当の地位に就任することである。政治汚職(Political corruption) の問題もそういう関係から現れる。シンガポールもそういう関係が存在しているが、まだ政治汚職の問題になっていない。その理由は政治家たちの収入は非常に高いからかもしれない。しかし、不景気の場合はどうすうるか、その時のシンガポールも困るだろう。

状況が違ってもこの一党優位政党制から現る問題は大差異がないと思う。

1 comment:

  1. 日本も二大政党制を目指すという意見もありますが、ずっと力を持ってきた自民党の一党優位政党制の影響は続きそうですね。Twitterなどのメディアが市民社会の構築にも影響を与えているようです。

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