2011/03/19

日本語と私

初めて日本語に接触した時は小学校の頃でした。その頃、私は放課後に通っていたデイケアセンターの先生が日本語好きで、私たちにも教えてくれました。しかし、その時、ひらがなやカタカナの書き練習は半月ぐらいしか続けられませんでした。他にも、簡単な挨拶などを教えてもらいましたが、中々覚えられませんでした。やはり、その時の私にとって、英語と中国語の勉強だけで精一杯でしたかもしれません。

その後、私は何度も日本語の勉強に戻りたいと思いましたが、中々そうしませんでした。そして、2008年の年末、私は高校を卒業し、台湾に旅行しに行きました。自由旅行でしたが、一日だけ団体旅行に参加しました。そこで、同い年の日本人の女の子―マリさんと知り合いました。その時の私は全然日本語を話せないので、マリさんは私との会話を続けるために、必死で慣れない英語で私と話をしたり、私の言葉がよく分からなくても頑張って分けれようとしたり、時々ガイドブックまで出したりしました。結局、私が唯一日本語で言えた言葉は「あなたは可愛いですね」でした。その言葉は確かに当時の私が知っていわずかの日本語の中の一文でしたが、そうかといって、ただ言って見たかったわけではなく、私の本音でした。マリさんは日本で育てられたためかもしれませんが、シンガポールの女の子とは何かが違って、可愛い雰囲気がただよっていました。その時、私は「日本人の女の子って、皆そんなに可愛いかしら」と思いました。

マリさんと話した時、言葉が通じない時は本当に悔しかったです。今でもその悔しさをはっきり覚えています。そして、台湾から帰ってきたあと、私は日本語の勉強を始めました。今思えば、マリさんとの出会いが引っ掛けで、私が本格的に日本語の勉強をし始めたのかもしれません。そして、今はこうして文章まで書けるように成れた事は、本当にうれしいと思います。

マリさんとは携帯の番号を交換しましたが、日本では多分携帯電話が番号ではなく、メールアドレスを使っていると思います。ですから、どうやって連絡を取ればいいのかよく分かりません。今、マリさんと出会ったからもう二年ぐらいを経ち、彼女は私のことをまだ覚えているかどうかも分かりません。ですが、もしもう一度マリさんと会うことができたとしたら、私は感謝の気持ちを伝いたいです。マリさんとの出会いのおかげで、私は日本語を真面目に勉強しようと思いましたからです。そして、今度こそちゃんと日本語で彼女と話すことができるから、お互いの言葉が通じないことなんてもうないとうれしいです。

1 comment:

  1. すてきなエピソードですね。マリさんも、きっと連絡をもらったらうれしいと思いますよ。携帯電話で使うメールアドレスにメールを送ったら届くと思います。

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